アリアスペットクリニック

2020年3月9日

犬猫の投薬上手にできてますか?

こんにちわ!

動物看護師の阿野です。

最近は暖かかったりまた寒くなったりする気温の変化についていくのがやっとですが、みなさん体調崩されていないでしょうか?

新型コロナウイルスの情報を毎日ニュースで目にして恐怖を感じますが、予防はうがい・手洗いが基本なので欠かさずやっていこうと思います。あとは睡眠が大事だそうです!

さて今回はわんちゃん・猫ちゃんのお薬のタイプ・飲ませ方・投薬補助商品についてお話していきます💊

まずお薬のタイプから☝️

錠剤

粉薬

シロップ(液剤)

当院では上記の3タイプを主に起用しており、その子にあったタイプのものを処方しております✨

また使うお薬によってもタイプを分けています💊

例えば、

  • まだちっちゃい仔犬ちゃんでお薬を嫌がる子には甘いシロップタイプ。

  • 苦いお薬は粉にすると苦味を直に感じてしまうので錠剤タイプのままで。

  • 錠剤だけペッと吐き出してしまう子には粉状のタイプで。

こうやって書いてみると、なんだか人間の子供とおんなじ感じですね👶✨

必ずこうなる訳ではありませんが、動物のこと・投薬をするオーナー様のことを考えて処方していることを知って頂けたらと思います😊✨

次にお薬の飲ませ方についてです☝️

〈錠剤〉

①犬歯の後ろの隙間に親指と人差し指を差し込むようにして上あごを持ち、

鼻先を軽く上へ向かせます。

②もう片方の手で薬を持ちながら、残りの指で下あごを開かせます。

舌の奥に錠剤を落とします。

③すばやく口を閉じ、スポイトでお水を飲ませます。

喉が動いたり、鼻先をなめる仕草が飲み込んだサインとなります。

〈シロップ(液剤)〉

①顔が少し上を向くようにしっかりと持ちます。

②犬歯の後ろの隙間にスポイトを差し込み、薬を流し込みます。

③飲み込めるまで、顔はそのまま少し上を向かせてのどをやさしくなでます。

これらはあくまでも1例です。

どのわんちゃん猫ちゃんにも適応できる訳ではありません😣

なぜなら、1頭1頭性格があり、好みがあり、我慢出来る限界も異なるからです。

上記の写真のように出来ない!といったオーナー様や動物たちのために、当院では「投薬補助商品」の取り扱いをしております✨

〜投薬補助商品〜

①ピルアシスト

柔らかいお肉のような、おやつタイプの商品。錠剤を包んで、動物にバレないよう投薬できる。(バレることもある笑)

②おくすりちょーだい

粘り気のあるペーストタイプの商品。粉薬を飲ませるときに便利。本商品と粉薬を混ぜて上顎に擦り付けてあげると上手に舐めとってくれる子が多い。

③カプセル

苦い液状タイプのお薬を閉じ込めたり、薬の量が多い時にひとまとめにして飲ませてあげたい時に便利。液状タイプのものを閉じ込める時は大きさの違うカプセルを二重にすると匂いや液漏れがシャットアウトされ、バレにくい。

④インプッター

錠剤や、カプセルにまとめた薬を飲ませるときに使う商品。なかなか口を開けてくれない子や、すぐ吐き出してしまう子に対して、口の奥の方にお薬を入れることが出来る。(但しコツがいるので上級者向け)

少しでもわんちゃん、猫ちゃんの負担を減らせたらと思っています😢

何よりお薬は継続して飲ませることが大事!

試してみたい商品や、薬の投与方法などでお困りのことなどありましたらお気軽にご相談くださいね♪

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動物看護師

阿野

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