こんにちは!
アリアスペットクリニック動物看護師の佐野です^ ^
2月某日、平塚市主催の無料しつけ教室に参加して来ました!
今回は、しつけ教室で教わってきたことを是非皆さんにもお伝えしてきたいと思います💡
講習内容は座学とデモンストレーションの約2時間(内休憩10分)に、抽選で個別相談も受けられます😊
許可を取って自分の席から撮影もさせていただきました🙌
2人の講師の方、デモンストレーション犬のテンくんと飼い主さんです。
今回の講習は、初めて犬を飼い始めた人・飼っていて困った事が出て来たという人に向けて、犬を飼う上での飼い主としての責任やマナーなど、心掛けを教えてくれました。
動物病院従事者として病気・事故の事を考えると、全てをトレーナーの先生の言う通りに!とはいきませんでしたが一部ご紹介します😄
先にデモンストレーションの方から♪
元保護犬のテンくんが協力してくれました🐶
落ち着きがあってとっても凛々しい🥰
犬は日々のストレスを
吠える
壊す
痒がる
トイレを失敗する
食糞
などいろいろな形で表現します。
わんちゃんも人との生活の中で我慢していること不安なことはいっぱいのあるでしょう。
トレーナーの先生は問題行動の大きな理由として、
サークルやケージなど狭い所への「閉じ込め」と仰っていました。
動物医療従事者からすると、目を離した隙に何か食べちゃった!というのが本当に良くある話なので、全ての子にお部屋でフリーな生活を推奨できませんが、サークルやケージなど安心出来る場所で、自分だけのスペースとなれば少しストレスが和らぐのでは、と考えています。
そして、わんちゃんたちにとって溜まったストレスを日頃の生活で一番解消出来るのが
お散歩です🚶♂️
ストレス解消のためのお散歩にはコツがあります💡
心掛けとしては
○安心してリラックスさせる
○今以上に怖い思いをさせない
ショック療法はNGです!(犬が苦手なのにドッグランに連れて行き揉まれる、など)
お散歩は首に負担の掛からない胴輪・ハーネスタイプがおすすめです
欧州では犬の福祉のためにハーネスが義務付けられているそうです🦮
足を通さずに着脱出来るものがいいでしょう💡
伸びるリールリードはトラブルの元なので使用しないことをオススメします👀
実際のお散歩中では以下に気をつけましょう🍀
匂い取りは本人の自由に満足するまでさせてあげる
距離を歩かなくても良い
引っ張らない、急かさない
上記に配慮したお散歩は、1日2回、30分程度ずつで充分だそうです。
匂いをたくさん嗅ぐことで、心拍数が落ち着いてリラックスに繋がると考えられているそうです。
引っ張り癖のある子も慣れてくると、リードもこんな感じでゆったり持てるそうです✨
充分なリフレッシュが行えると普段の生活に満足して、落ち着いて過ごせるようになるようです☺️
ここから座学の内容をちょっとだけご紹介します🐶✨
【飼い主になるということ】
犬を飼うということの責任、そして犬の大切な命を預かっているということを忘れずに。
人も犬も1つの命
私たちは迎えたその子が最期の時まで幸せに過ごして貰えるように心がけなくてはいけません。自分たちよりも早く失われる命を日々尊び、充実させるための役割がある「親」となります。楽しい事も、しつけも、トイレの後始末や病気の予防や治療もあなたが責任持って行いましょう。
【飼い主としてのマナー】
ペットオーナーとしてきちんと自覚し、それを心掛けて生活し、周囲に発信していく事でマナーが周知されていきます。
世の中には、動物好きの方ばかりではありませんのでトラブルを避けるための配慮を忘れないようにしましょう。
平塚市の条例にもありますが、
お散歩の排泄物は放置してはいけません⚠️
尿は水で流し、便は持ち帰りましょう💩
時折、便をスコップで埋める方がいますが、埋めた土地は誰かの所有物であると言うことを忘れてはいけません。
埋めた便は土中で病原菌が増殖し、数日経ったのち、お天気のいい日に、埋めたところを中心に空気中に拡散するので他の子にも迷惑が掛かる恐れがあります。
【犬を知りましょう】
犬は咬むもの・吠えるもの どうして?
犬にはたくさんの種類があります🐕
何故でしょうか?
それは人間が仕事に使いやすいよう改良を続けて来たからです。
足の長い犬、短い犬、走る犬、吠える犬、咬む犬、泳ぐ犬。。。
全て人間がその目的のために作りました。
だから犬によって特性が違い、飼い方やしつけ方が違います。
お家の子がその行動をとってしまうのかには
必ず理由があります。
よく観察して原因をまず見つけましょう!
【しつけの必要性】
しつけは飼い主さんとの信頼関係を築くためのツールです。
・他人に迷惑を掛けないため
・犬のストレスを最小限にするため
小さい頃から教えるのはもちろんですが、
大きくなってからもコツコツ時間を掛けて教えてあげれば大丈夫です🙆♀️
最高のパートナーとして育ち、犬にも最高の飼い主と思って貰えるようにたくさんコミニュケーションを取りましょう✨
【犬の病気】
犬種によって掛かりやすい病気があります
お家の子の掛かり易い病気を知識として備えておきましょう
【予防】
狂犬病予防接種
日本では法律で接種が義務付けられています。
国内には狂犬病は現在存在しませんが、人間に感染するとほぼ100%死に至る恐ろしい感染症です。
狂犬病清浄国を維持するためには、引き続き高い予防接種率を必要とします。
オレンジ色が狂犬病が発生している国です。
日本は世界的にも数少ない狂犬病清浄国なのがわかります。
狂犬病が存在しないということはとても誇らしいことでもあり、また犬を飼う上で守らなければいつ入って来てもおかしくない状況に常に晒されているのです。
伝染病予防接種
犬を病気から守るため、そして人間にも感染する病気(人獣共通感染症)の予防も兼ねています。
ノミダニ、フィラリア予防
適切な予防薬の処方は、寄生虫の媒介する病気から犬だけでなく人間も守ってくれます。
最近は国内でダニが媒介する病気(SFTSなど)により何人もの方が亡くなっているので、当院でも、ノミダニ予防は一年中をお勧めしています。
今なら当院では春のお得過ぎるキャンペーンをやってますのでぜひ病院へ💨
ただ犬を家族として迎え入れるだけのようで、実は飼い主が気をつけなくてはいけない事がたくさんありますね。
自分たちだけでは解決できない事ももちろんあるでしょう。
そんな時は悩まずにその道のプロに相談して、犬と人互いに快適な生活を送りましょう🍀
アリアスペットクリニック
動物看護師
佐野
Nice bblog