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新医療機器の導入 part3

こんにちは、獣医師の安達です。


今回当院に新しい機器として動物用心電図自動解析装置 D800が導入されましたので紹介させていただきます。



⚪︎心電図計とは?

心臓の拍動の際に発生する電気信号の流れを波形として記録する検査です。


主に、

  • 健康診断の一環

  • 麻酔前検査

  • 失神やふらつき、発作などの症状が出た

  • 心臓疾患と元々診断されたことがある、現在治療している。


場合に実施します。



⚪︎心電図のメリットは?

麻酔を使わず実施することができ、検査自体も5分程度の短時間でできるため負担の少ない検査となっています。

写真のように横に寝てもらい、わんちゃん、猫ちゃんの肘、膝の辺りにクリップで挟むことで心電図の測定を実施します。


しかし、心電図のみで全ての心臓病を診断はできないので、レントゲン検査や超音波検査のような画像の検査と組み合わせて評価します。

当院に導入された心電図計では最新のモデルとなっており、心電図の他にもSPO2(経皮的血中酸素濃度)の測定や、ホルター心電図の解析も実施できます。



⚪︎ホルター心電図とは?

ホルター心電図とは、通常の心電図と異なり長期間(3日程度)心電図の測定を実施し、ふらつきや失神などの症状に合わせて、不整脈が起こっているかどうかを検出する検査となっています。

失神などの症状はあるけれど、病院では症状や不整脈が検出されない場合などに実施を検討する検査となっています。

犬では僧帽弁閉鎖不全症、猫では肥大型心筋症などが多いですが、それらの病気に続発して不整脈を起こす場合もあるので、もし気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。

当院では心臓の検査を含めた健康診断や、心臓に関しての治療方針の相談なども受け付けております。



アリアスペットクリニック 

獣医師

安達


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