核硬化症とは?
核硬化症は水晶体の加齢性変化により、水晶体の核が中心に向かって圧縮されて硬くなり、青白く濁ったように見える変化。
生理的な変化であるため、視覚には影響を及ぼしません。
診断は?
スリットランプで水晶体を観察し、白内障と鑑別します。
治療は?
視覚に影響を及ぼさない加齢性変化のため治療は必要ありません。
白内障と核硬化症の見え方の違い
白内障は水晶体皮質に広く混濁を示し、水晶体のどの場所にでも混濁が起こります。
それに対して、核硬化症は水晶体線維が水晶体の中心部に向かって圧縮され、水晶体の核が明瞭になった状態を指すので水晶体の中心が混濁して見えることが特徴です。