こんにちは☀️
アリアスペットクリニック 動物看護師の佐野です!
コロナの対策も皆さんすっかり慣れて、ネットでのご予約、マスク着用でのご来院、小まめな手指の消毒、お車での待機など徹底したご協力本当に感謝致します。
では今日はワクチン接種について、当院をご予約いただく際のご注意を兼ねて、ご案内したいと思います!
〜ワクチン接種で気をつけたいこと〜
①午前中に接種出来る日にしましょう
稀にアナフィラキシーショックなどの重篤な副作用を起こす場合があります。
*受付・診察時にご案内の用紙をお渡しさせていただいております。
急変時は、すぐに病院に掛かれる様、ご予定の無いお日にちで早い時間帯にご予約をお願い致します。
狂犬病は比較的副作用の少ない注射ではありますが、同様の理由から夕方頃までには接種をオススメ致します。
どうしてもお仕事などの都合で、夜しか来れないなど理由のある方は一度お電話下さい。
②シャンプーの予定が1週間以内にない日にしましょう
ワクチンで免疫力が下がっている可能性があります。シャンプー、トリミング は体力を使うため1週間以降にしましょう。
③接種するわんちゃんねこちゃんの体調が良い日にしましょう
ケンネルコフや、ねこ風邪など元気はあるけど治療中の場合や、症状の程度によっては接種できる場合もありますので、獣医師にご相談の上、指示に従って下さい。
④伝染病予防接種(混合ワクチン)と狂犬病予防接種は同時に接種できません
ワクチンの同時接種は体調を崩しやすくなるためオススメできません。
成犬になってからも1ヶ月程度、時期をずらして接種して下さい。
子犬の時のワクチンプログラムや急遽ホテルに預けるなど、打つ順番や回数、時期で悩んでいる方は獣医師にご相談下さい。
⑤麻酔の予定が1ヶ月以内にない日にしましょう
免疫力が下がって、体調を崩す可能性があるためです。
予防で行う避妊・去勢や歯石除去などの前もってわかる麻酔(手術)を予約する場合に注意が必要です。
病気や事故で止むを得ず麻酔を掛けなくてはならない場合もあるため、一概にダメとはいきませんが、やはり獣医師の判断が必要です。
⑥以前に副作用の出た子は申告しましょう
カルテにも書くことを徹底しておりますが、確認のためにも口頭で獣医師、または動物看護師にお伝えいただけると事故のリスクをより一層減らせます。
ご自身のわんちゃん、ねこちゃんの事はご家族で把握しておきましょう!
前回の時よりも強く症状が出る可能性が高いため、再び危険な状態にしないためにも、種数を変更したり前もって出来る治療がありますので、ご申告下さい。
以上のお願いをする理由としては以下の通りです。
・ワクチンアレルギーを防ぐため
・ワクチンアレルギーに素早く対応するため
ぜひお家のわんちゃんねこちゃんのためにもご理解をお願い致します。
〜副作用ついて〜
一般的に言われるワクチンアレルギーとは、具体的にどんな症状が出るのでしょうか?
アナフィラキシーショック
(虚脱・チアノーゼ・低血圧・低体温・呼吸困難など)
顔が腫れる(ムーンフェイス)、喉の方まで腫れて呼吸困難になる事も、浮腫、蕁麻疹、痒み、注射した場所を痛がる、嘔吐、下痢など
接種してから早く起きた副作用ほど、重篤な症状が出ます。
接種後は注意深く観察して、お会計待ちの間やお帰りの途中で異変が起きたら直ぐにお知らせ下さい。
これらの副作用とは別に、接種当日は少し大人しくなり、一時的に食欲が落ち、熱っぽくなる事があります。
正常なワクチンの反応ですので、ご安心下さい。
接種後は2、3日激しい運動は避けて安静に過ごさせて下さいね。
わんちゃん、ねこちゃんを守るためにはまずワクチン!
上記にあげた『副作用のリスク』と照らし合わせても子犬、子猫に限らず、お家の子が恐ろしい病気にかからないために、また感染する可能性のある病気が蔓延することを防ぐためにも、犬猫へのワクチンは必要です。
当院で取り扱う伝染病予防接種(混合ワクチン)の種類と使い分け
特別な理由が無ければ☆印のワクチンを接種します。
犬
【完全室内犬】
☆犬5種ワクチン
・犬6種ワクチン
【家の周りやドッグランなどの外出をする場合】
☆犬7種ワクチン
・犬8種ワクチン
【遠方に旅行、キャンプや川遊びに行く、もしくはご家族が水辺のお仕事関係】
☆犬10種ワクチン
猫
【基本】
☆猫3種ワクチン
【同居の子に白血病ウィルスを持つ子がいる】
・猫5種ワクチン
【同居の子にエイズウィルスを持つ子がいる】
・猫エイズワクチン
※物流によって取り扱う各ワクチンのメーカー、種数、価格に変更がある場合があります。
正しく安全な予防を行って、ペットとの生活がより豊かになりますように!
アリアスペットクリニック
動物看護師
佐野
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