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猫の大腿骨骨折整復術

症例

整形外科

〜突然のケガでも、しっかり治療すれば元気に戻れます〜


「急に足を着かなくなった」「ジャンプしなくなった」

そんな時に疑われるケガの一つが、大腿骨(太ももの骨)の骨折です。

猫の大腿骨は体の中でも太くて丈夫な骨ですが、

高い所からの落下(キャットタワー・棚・ベランダ、階段からの滑落)や交通事故・ドアに挟まるなどの強い衝撃で骨折することがあります。



 大腿骨ってどんな骨?


大腿骨は、股関節から膝までをつなぐ太い骨で、

歩く・走る・ジャンプするといった動きにとても重要な役割をしています。


そのため骨折すると

  • 足を全く使わなくなる

  • 触ると強く痛がる

  • じっと動かなくなる


といった症状が見られます。



 こんな症状があったら要注意


以下のような様子があれば、早めの受診をおすすめします。


  • 片足を完全に浮かせている

  • 足が不自然な方向に曲がっている

  • 抱っこや触診で強く嫌がる

  • 元気・食欲が急に落ちた


※猫は痛みを隠すのが得意なので、「少し元気がない」だけでも要注意です。



 診断はどうやってするの?


診断は主にレントゲン検査で行います。


  • どの位置で折れているか

  • 骨のズレはどれくらいか

  • 関節に影響していないか

  • その他の骨折などはないか


を確認し、治療方針を決めます


 治療方法について


多くの場合「手術」が必要です

猫の大腿骨骨折は、手術による治療が第一選択になることがほとんどです。


手術では…

  • プレートやピンなどの金属を使って骨を固定

  • 正しい位置に戻し、しっかり癒合させる


という処置を行います。

※骨折の場所・年齢・体重・性格によって最適な方法は変わります。

プレートによる固定
プレートによる固定
プレートによる固定
プレートによる固定


 術後の生活は?


手術後は安静がとても大切です。


術後管理のポイント


  • ケージレスト(運動制限)

  • ジャンプできない環境づくり

  • 痛み止め・抗生剤の内服

  • 定期的なレントゲンチェック


猫は回復が早い動物なので、きちんと管理できれば予後はとても良好です。



 元通りに歩けるようになる?


多くの猫ちゃんが、普段通り歩き、走り、ジャンプできるようになります


特に

  • 若い猫

  • 早期に治療できた場合


では、後遺症がほとんど残らないケースも多いです。



 飼い主さんにできること


  • 高い場所から落ちにくい環境づくり

  • ベランダや窓の脱走防止

  • ケガを疑ったら「様子見せず早めに受診」

これが、猫ちゃんを守る一番の近道です。

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