top of page

ノミアレルギー性皮膚炎
症例
皮膚科・耳科
ノミアレルギー性皮膚炎(FAD)とは?
ノミアレルギー性皮膚炎(FAD)は、犬や猫がノミの唾液に対してアレルギー反応を起こすことで、強いかゆみや皮膚の炎症を引き起こす病気です。わずか1匹のノミに刺されただけでも激しいかゆみが出ることがあります。

主な症状
激しいかゆみ(特に腰や尾の付け根、内股など)
毛が抜ける(脱毛)
皮膚が赤くなる、湿疹が出る
かきむしりやなめ壊しによる傷
かさぶたや黒ずみを形成
特に腰など後ろ半身を中心としたかゆみはFADの典型的な症状です。

原因は「ノミ」だけど…?
ノミが寄生するだけでなく、「ノミの唾液に含まれる成分」に対してアレルギー反応が出るのがFADです。そのため、ノミが1匹しかいなくても症状が強く出ることがあります。
また、室内飼いでも完全に安心ではありません。 人の衣類にくっついてノミが侵入することもあり、季節を問わず発症する可能性もあります。
診断と治療
診断方法
症状の確認と問診
ノミの寄生の有無のチェック
皮膚検査
治療方法
ノミの駆除(スポットタイプや内服薬などの駆虫薬)
かゆみや炎症を抑える薬(ステロイドや抗ヒスタミンなど)
感染がある場合は抗生物質などの追加治療予防が最大の治療!
ノミアレルギー性皮膚炎を防ぐには、ノミに刺されないことが一番の対策です。
当院では、以下のような予防方法をご提案しています:
・毎月のノミ予防薬の使用(通年推奨)
同居動物にも同時に予防を実施こんな症状があれば、お早めにご相談を「急にかゆがるようになった」「皮膚に赤みや脱毛がある」「ノミを見た」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
早めの対処が、ワンちゃん・ネコちゃんの快適な生活につながります。
bottom of page