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椎間板ヘルニア
症例
整形外科
犬の椎間板ヘルニアとは
椎間板ヘルニアの話しの前に、脊髄と椎間板の話をします。脊髄は脳からの指令を伝えるために脊椎(背骨)のなかの空間(脊柱管)を通っています。犬の脊椎(背骨)は頸椎が7本、胸椎が13本、腰椎が7本の合計27本からできています。これらそれぞれの脊椎の間には椎間板があります。椎間板はその中心部に髄核というゼリー状の構造があり、その周囲を線維輪に取り囲まれています。椎間板は、ゼリー状の髄核により、脊椎にかかる衝撃を吸収する働きを持っています。この椎間板(髄核or繊維輪)が飛び出し、脊髄を圧迫するのが椎間板ヘルニア