ブログをご覧の皆さんこんにちは☀️
毎日暑い日々が続きますね🌞💦
人もワンちゃん、ネコちゃんも体調に気をつけつつ夏を楽しみましょう🌻🌻
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前回は便検査でしたが、
今回は尿検査についてお話しようと思います💡
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毎日、目にするもので体調の異変に気づきやすいのはおしっこの変化です🧐
また腎疾患など、泌尿器系の病気を調べるのに、尿検査は必須です!
それ以外の病気でも、血液検査とともに行われることが多いのが尿検査です。
お家でもできる代表的なチェック項目を
幾つか挙げてみました🤔
何だかおしっこの色がいつもと違う?
いつもより臭いがキツい?
トイレに何度も行くけどあんまりおしっこが出ていないみたい・・・
等など少しでもいつもと違う様子が見られたらすぐに病院へ相談してみて下さい🧐
院内では以下のような検査を行っています🔎
おしっこの色や臭い、濁り具合などおしっこの状態を観察
試験紙を使用し尿の状態を詳しく検査
顕微鏡で観察
〇おしっこの状態を観察
・ 尿の色調
尿は通常、黄色味がかった色をしています。
水のような無色の尿や褐色・赤色の尿、乳白色の尿などは、病気による色調の変化の可能性があります。
・ 混濁度
排尿してすぐの尿の多くは透明です。白くにごっている尿には、結晶や脂肪、細菌、細胞成分など異常な成分が多く含まれていることがあります。
・臭い
ツンとした臭いや発酵したようなコクのある臭いなど
普段より臭いがキツくなったと感じたら注意が必要です⚠️
・ 尿量
排尿量は、食べるものや環境の温度・湿度、飲水量、年齢、あるいは利尿薬やステロイド剤の服用など様々な原因で変化します。
豆知識💡
健康な犬・猫の1日排尿量は、犬で体重1キロあたり24~41ml、猫で体重1キロあたり22~30mlと言われています!
・ 尿比重
比重とは、おしっこの濃さを示すもの。尿量が多いときは薄いおしっこがでています。逆に尿量が少ないときは濃縮された濃いおしっこです。つまり尿比重は尿量の変化を示します。
〇試験紙検査
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この紙に尿をつけて60秒後の色の変化により、タンパク質、ブドウ糖、ケトン体、ビリルビン、潜血、pH、比重などの数値を調べます。試験紙を読み取る専用の機械があるので、目視よりもより客観的に結果を出せます🍀
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○ 尿沈渣
尿を上澄みと沈渣に分け、沈渣の部分をスライドガラスにのせ顕微鏡で観察します🔬
顕微鏡で尿を見ることで、尿中の結晶、細菌、白血球、赤血球などを確認します。
○ 尿の採り方
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きれいに洗浄してある盆状のトレイやコップなどを用意しておき、動物が排尿し始めたら、出始めの尿ではなく中間の尿を容器で受けとめます。
猫用のトイレで砂やチップを用いている場合は、砂やチップを取り除いて、そのかわりに吸収されないビーズやゼオライトを入れます。
底にはトイレシーツを裏面にして入れるかトイレシーツを取り除いた状態にしておきます。
そこで排尿したら、底にたまった尿を採取します。その後、ふたができる容器につめかえてきてください。
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病院でも採尿用のスポイトと容器をお渡ししています。容器の半分以上あれば十分に足ります😎おしっこが取れなかった時は院内で採尿する事が出来ますのでご相談ください😊
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おしっこは室温にずっと置いておくと成分が変化してしまうことがあるので、なるべく速やかに検査する必要があります。
採尿したその日のうちに持ってきてください✨
朝一番のおしっこが1番正確に検査出来ます😁
すぐに持って来れない場合は冷蔵庫で保管しておいて下さい☃️
おしっこもうんち同様毎日するもので小さな変化に気づきやすい情報の1つです💡
おしっこをしたから綺麗にしてあげるだけではなく、その日その日の健康チェックとしておしっこの仕方などこっそり見守ってあげてください👀💕
アリアスペットクリニック
動物看護師
斎藤
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