乗り物酔い

こんにちは!

獣医師の岩上です。


だいぶ寒くなってきましたが、みなさん体調崩さずにお過ごしいただいていますか?

室温、湿度に注意しつつ愛犬、愛猫と一緒に健康的に冬を乗り越えていきましょう。


さて、コロナウイルスの感染者数も落ち着いてきて、お出かけされる方や、年末年始に帰省される人も増えてくるかと思います。

ということで、今回はわんちゃん、ねこちゃんにもある、乗り物酔いについて解説したいと思います。



ヒトでも悩まされる乗り物酔いですが、わんちゃん、ねこちゃんも車などの乗り物に乗るとヒトと同様に、よだれや嘔吐、悪心などの気持ち悪そうにする症状や、口をあけて呼吸したり鳴き続けるなどの落ち着かないといった症状が認められることがあります。



主な原因は耳の奥にある前庭という平衡感覚を感知している部分に強い刺激、または反復的かつ増減する刺激が感知されることと考えられています。



たとえば車などに乗っていると、ただ真っ直ぐ一定速度で走ることはなく、進んだり、止まったり、曲がったりといった異なった刺激が発生します。

それが反復して感知され、その与えられた刺激と自身の体感とが異なったときに、嘔吐などに関係する神経系に伝達され発症します。


またわんちゃん、ねこちゃんの場合は車に乗るという不安や恐怖といった、行動学的な要素も強く関与していると言われています。

特にねこちゃんはもともと半器官が発達しており、上に書いたような平衡感覚への刺激での発症よりも、車に乗ることによるストレスが大きく関与していると考えられています。



では、乗り物酔いをしてしまう子はどうしたらいいでしょうか?


まず、不安や恐怖が誘因となっている場合には行動学的なアプローチがあります。

車に乗ることや移動することが怖いことではないよということを慣れさせるトレーニングを繰り返す方法です。


その他、不安を軽減してくれるようなフェロモン製剤やサプリメント、抗不安薬などを使用するという方法もあります。

もし、行動学的な問題だけが原因であれば、これで解決することもあります。


もし、平衡感覚に対する刺激によるものも関係している場合、実は完全に予防する方法はありません。

しかし吐き気止めを事前に飲ませてから乗せてもらうなどの対応で症状を軽減することが可能になることが多いです。

一度、使ってから乗せてみて、反応をみるのも一つですね!



いかがでしたか?

思い当たる症状等はありましたか?

もし、日頃から乗り物酔いが認められる子や長時間の移動を伴うご予定がある方は、当院で吐き気止め等を事前に処方することも可能ですので、お気軽にご相談ください。


わんちゃん、ねこちゃんにとっても、快適に移動できる状態を作ってあげましょう!


アリアスペットクリニック

獣医師

岩上

閲覧数:254回

最新記事

すべて表示