アリアス保護猫たちの日常15
こんにちは!
お待たせしました、保護猫たちの日常15です🥰
引き続き里親さん募集中です☺️
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今回は「猫ちゃんのストレスサインと解消法」についてお話しようと思います!🐈
最後の方にゆきむらくん、いえやすくんも登場しますのでお見逃しなく🥰✨
それでは本編どうぞ🙌✨
猫は自由気ままだから「ストレスとは無縁」と思っている方も多いと思いますが、実はとっても繊細な動物です。
思いがけないことがストレスになっていることもあり、それに気づかずにいると、病気になってしまうこともあります。

〇猫がストレスを感じた時にとる行動は?
猫がストレスを感じているときには、体調や行動に変化が見られます。
【食欲がない】
食事や飲水の量の変化は、猫の健康状態を把握するのにとても重要です。
ストレスだけでなく、病気が原因で食欲がなくなることがあります。
【身体を舐めたり、脱毛が見られる】
ストレスを感じることで、身体を必要以上に舐めたり、掻いたり、噛んだりと執拗なグルーミングをすることがあります。それはストレスによる自傷行動で、脱毛や皮膚の赤み、出血などが見られることもあります。
中には自傷行動がないのに、脱毛することもあります。
【若いのに寝てばかりいる】
猫はもともとよく寝る動物ですが、いつも遊んでいる時間や食事の時間になっても寝ている場合は明らかに元気がない証拠です。
【排泄回数や排泄状態の変化】
排泄の変化も食事と同様に健康チェックの目安になります。
ストレスがかかることで、排泄が減少したり、逆に下痢などを起こして排便の回数が増えることもあります。
ただ、食べる物が変われば一時的に便が緩くなったり、色や匂いが変わることもあるので、食事と排泄の変化は一緒に確認するようにしましょう。
【粗相が増える】
今までトイレでできていたのに、粗相が増えるのもチェックポイントです。
トイレの場所や形が変わったり、同居猫が増えることがきっかけで粗相をしてしまうこともあります。
【攻撃的になった】
ストレスが溜まるとイライラしやすくなるのは猫も同じです。行動が激しくなったり、触ろうとすると噛んだり引っ掻いたりするときには、猫にとって何か嫌なできごとが起こっていると考えるのがいいでしょう。
【隠れて出てこない】
猫は危機回避能力が高いので、ストレスになり得るものから逃れるため、安全な場所に隠れることがあります。
どのタイミングで隠れてしまったのかがわかると、猫にとっての嫌なものがわかります。
〇ストレスを感じる原因にはどんなことが考えられる?
猫は本来、単独で行動する動物です。群れで行動する動物とは違い、仲間が危険を知らせてくれるわけではないので、自分の身は自分で守らなければなりません。だからこそ、見慣れないものには慎重になりますし、音や匂いにも敏感に反応します。
適切でない環境
適切でない環境というのは、猫の本能を考えたときに「〇〇できない」という状態と考えるとわかりやすいです。
例えば、
・上下運動ができない
・爪とぎができない
・排泄物が隠せない
・落ち着ける場所がない
・刺激がなくつまらない
などが挙げられます。
その他にも
・環境の変化
・飼い主さんの接し方
・同居動物
・雷や地震
・来客
・慣れないこと、恐怖を感じること
などがあります。これらについては別のパートで詳しく触れたいと思います😊
〇猫のストレス軽減と解消法
猫の気持ちになって考えてみると、意外なほど多くのことがストレスになり得るのです。
ではどうしたら、ストレスを軽減させられるのか一つずつ解説します。
【環境の見直し】
まずは環境の見直しです。今の環境が猫にとって適切か、改善できることはないか猫の行動を見ながら考えてみましょう。
見るべきポイントは7つです。
1.遊んだり運動できるスペースがあるか。
走ったり、ジャンプしたり、おもちゃを使って遊ぶスペースを確保してあげましょう。
2. 家具やキャットタワー、キャットウォークなど上れる高い場所があるか。
猫は高いところが好きですし、安心します。嫌なことがあったとき、高い場所へ自由に逃げることができるので、ストレス軽減に役立ちます。
3.安心できる場所はあるか。
高いところだけでなく、狭い場所、暗い場所も猫にとって安心できる場所です。
安心できるところとして、クレートなどを用意しておくこともおすすめです。


4.室温や湿度の管理はできているか。
ついつい忘れがちなのが室温や湿度です。人が暑いと感じているときは、毛皮に覆われている猫にとっては相当暑い状態です。夏はエアコンを使って常に室温を調整してあげましょう。いつものベッドに冷感マットを敷いてあげるのもおすすめです。猫が自分で心地よい場所を選べるように整えてあげましょう。
5.清潔な水がいつでも飲める状態か。
清潔な水がいつでも飲めることは、健康面においてとても大切なことです。
1箇所ではなく数ヶ所に置いてあげるようにしましょう。