いつもブログをご覧になってくださってるみなさん、こんにちは🌞
動物看護師の野上です!
今回はエリザベスウェアについてお話しします💡
エリザベスウェアとは、簡単に言えば術後服のことです!
当院ではわんちゃんの去勢、避妊手術の後に使用しています。
⚪️そもそもなぜ犬猫は去勢、避妊手術をするの??
私たちが若い犬猫に去勢避妊手術をお勧めする1番の理由は病気の予防になるからです!いくつかの病気の予防、発症率を著しくさげることができます。手術のお勧め時期は生後6ヶ月頃です。女の子であれば遅くとも2回目の生理がくるまでにやるといいですよ、とお伝えしています。
男の子の予防できる主な病気♂
・精巣腫瘍
・前立腺肥大
・会陰ヘルニア
女の子の予防できる主な病気♀
・乳腺腫瘍
・子宮蓄膿症
どれも怖い病気で最悪の場合は命に関わることもあります。いくら予防できても手術には全身麻酔をかける不安もありますよね😔ですが、これらの病気に高齢でなってしまった場合に、麻酔をかけるのは若齢時より格段にリスクが上がります。なので私たちは若齢時の手術をお勧めしています💡
また、手術時に本来抜けてなければならない乳歯がまだ残っている子(乳歯遺残)は、一度の麻酔で一緒に抜くこともできるので、何度も麻酔をかける必要もなくなります🦷
ただし、去勢避妊手術をすることによってホルモンバランスの関係で太りやすくなる子もいます。もし気になる方は避妊去勢後のフードなどもあるので、ご相談ください😊
エリザベスウェアのお話に戻ります😊
皆さんも見たことあると思いますが、病院によっては避妊去勢術後管理にはエリザベスカラーをつけることもあります。しかしカラーをつけることによってご飯が上手に食べられなかったり歩くたびに物に当たって大きな音がしてびっくりしてしまったりと、ストレスを大きく感じてしまうこともあります。また傷口が気になって舐めようとしてカラーの縁があたり、傷口付近が赤くなってしまったりします。
そこで、当院ではエリザベスウェアを使用しています。お洋服を着ることによって傷口をカバーし、自分で舐めるのを防ぐだけでなく傷口とその周辺を優しく抑えることで痛みや不快感そのものを軽減できます。また男の子用と女の子用で形状も異なり、エリザベスウェアを着たままおしっこうんちもちゃんとできるんですよ👌
もしエリザベスウェアを着て帰って、動けなくなってしまったり噛み噛みしてしまう場合は、エリザベスカラーをお貸しすることももちろんできますのでお問い合わせください😌
ちなみに、我が家のモモちゃんはカラーがだめでした😂当時のかかりつけ病院にはエリザベスウェアがなかったので、お家で包帯を巻いたりして対処していました🚑
当院では猫ちゃんはエリザベスウェアを使用していませんが、お家に帰ってから傷口が気になって舐めてしまう子にはお家にあるレッグウォーマーやタイツ、着なくなった人用の服なのでリメイクすることもできるので気になる方は是非作ってみてください✨
去勢避妊手術のことで不安や疑問などあれば気軽に質問してくださいね🐕🦺
今回のお写真のモデルさんはアリアスの看板犬アリーちゃんと、よくお泊まりに来てくれるフレンチブルドッグのアムくんでした🐶お手伝いありがとうございました😊🌈
アリアスペットクリニック
動物看護師
野上
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