異物誤飲に御用心 Part2

皆さんこんにちは☀️

アリアスペットクリニック看護師の斎藤です😁


前回に引き続き異物誤飲についてお話しようと思います🍀


⏬前回の記事はこちら⏬



今回は病院での処置についても少し触れているので是非ご参照下さい🙇‍♂️





異物誤飲について「〇〇食べちゃった」

症状は??お家で出来る事ある??

食べ物・植物編



1.人の食べ物

人が食べて大丈夫なものでも、犬や猫が食べると中毒症状を起こす可能性のある食べ物があります。傷んだ人の食べ物を食べてしまい、胃腸炎の症状が出ることもあります。また果物の種など、大きくて消化されないものを食べると腸閉塞の原因となることがあります。


〇チョコレート

チョコレートやココア、それらの加工品に様々な濃度で含まれているテオブロミンとカフェイン(カカオに含まれる成分)の過剰摂取により起こる中毒です。



嘔吐、下痢等の消化器症状や血圧上昇、不整脈等の症状や、興奮、痙攣、尿失禁、昏睡などのような中枢神経系の異常が起こることがあります。

チョコレートの種類や量によっても、症状や症状が発現するまでの時間、重症度は異なりますが一般的に食べてから6~12時間で中毒症状が現れます。

またワンちゃん、ネコちゃんの場合は人と違ってテオブロミンの代謝・排泄に時間がかかるため、24時間程度は中毒が起こる危険性があるので、食べてしばらくして何も無いからといって安心は出来ません😣⚡️


⏬詳しい記事はこちら⏬



〇ネギ類

玉ねぎやネギを初めとするネギ類(ニンニク、ニラ、わけぎ、らっきょう、あさつき等)に含まれる、有機チオ硫酸化合物やアリルプロピルジスルフィドの成分が原因で中毒を起こします。

初期には元気がない、発熱、嘔吐、下痢等の症状が見られ、震えや痙攣、血尿・血便、吐血等を起こし死亡してしまうことも…

加熱調理しても中毒物質は変化しないので、コロッケやハンバーグなどに含まれる少量のものも注意が必要です🚨



〇キシリトール

人用のガムやキャンディなどに含まれるキシリトールを誤食すると低血糖や肝障害、出血を起こしやすくなる等の中毒症状を起こします。

低血糖になることでふらつきが見られたりぼーっとする症状の他、重度の場合には意識消失や痙攣といった症状が見られることも。

歯磨きを行う際等人用の物は使用しないよう注意しましょう⚠️



〇ミント、ハッカ

ミントに含まれているメントールがネコちゃんにとって危険です⚠️ワンちゃんでは基本的に問題無いようですが中にはメントールが合わない子もいるので気をつけましょう😣

メントールを肝臓で分解する酵素をワンちゃんは持っていて、ネコちゃんは持っていない為違いがあります🤔

アロマ精油はメントールが濃縮されているのでネコちゃんのいる部屋では使用しないようにしましょう⚡️

ハッカ油もペパーミントから抽水した成分なので注意が必要です。虫除けで使用されていますので成分を確認しましょう⚠️



〇ブドウ、レーズン

生のブドウの他、レーズンなど加工されたブドウでも中毒を起こします。

パンやお菓子などにレーズンが使われていることもあるので食べないよう注意しましょう⚡️

急性腎障害によって、無気力、食欲不振、嘔吐、下痢、尿量の減少等の症状が見られます。

重度の場合には尿毒症により痙攣を引き起こすこともあります。もともと腎臓病の子には特に注意が必要です🚨





〇鳥や魚の骨

骨を食べてしまうと、喉や消化器官などに刺さってしまうリスクがあるため注意が必要です。特に鳥の骨はパイプ状になっていて、口にすると噛んだ箇所が尖って刺さりやすくなってしまいます😔




2.観賞用植物

私たちが室内に置くことの多い観葉植物や切り花の中にも、犬や猫にとっては危険なものがあります。

切り花を挿しておいた水を飲んだだけでも中毒の症状を起こすこともありますので、中毒の危険性のある植物は犬や猫の周りには置かないように十分注意しましょう。



〇ユリ

中毒によって急性腎障害を引き起こします。

初期には多飲多尿(尿が増えて、水を飲む量が増える)が見られますが、次第に尿の量が減り、乏尿(尿の量が極端に少ない)や無尿になります。

腎障害の進行に伴い、尿毒症の症状として嘔吐や食欲不振、元気がないなどの症状が見られます。




〇アサガオ

種に毒性を持っている植物です。

種類によって異なりますが、腹痛、嘔吐、下痢、血圧低下、瞳孔散大等の症状を引き起こします。


〇アジサイ

花と葉に毒性がある植物で、嘔吐、下痢、ふらつき、痙攣、昏睡等の症状が見られます。

お散歩中によく遭遇する植物の1つですので注意しましょう⚠️



〇シクラメン

花や葉、球根、全ての部位に毒性があります。

嘔吐、胃腸炎、痙攣、神経麻痺、皮膚の痒み等全身に中毒症状が現れる場合があります。



他にも色々危険な植物‎ܾ ܾ 𖥧𓇣𖦥𖥧𖥣

・チューリップ(球根):嘔吐、下痢、心臓マヒ

・キキョウ(根):嘔吐、下痢、胃腸炎、血圧低下、溶血

・クリスマスローズ(全草、根) :嘔吐、下痢、不整脈、血圧低下、心臓マヒ

・ジンチョウゲ (花、根 ) :皮膚炎、嘔吐、下痢

・スイセン(植物全体(特に球根)) :嘔吐、下痢、神経麻痺、血圧低下

・パンジー(根茎、種子) :嘔吐、神経マヒ

・ポインセチア (茎(樹液)、葉) :嘔吐、下痢、皮膚炎、痙攣

・シャクナゲ(葉) :嘔吐、下痢、よだれ・昏睡

・ソテツ(種子) :嘔吐、食欲不振、黄疸、腹水

・イチイ(木、樹皮、種子) :嘔吐、下痢、虚脱症状、運動失調、呼吸困難

・藤(さや、種子) :嘔吐、下痢、血液量減少、ショック、虚脱

・アザレア(植物全体(特に葉)) :嘔吐、痙攣

・夾竹桃(植物全体) :腹痛、嘔吐、よだれ、ショック、昏睡

・ポトス(汁液) :胃腸障害、皮膚の炎症

・アセビ(若布、樹皮) :よだれ、ふらつく、呼吸困難

・カラー(葉) :口内炎、皮膚炎、

・イヌサフラン(植物全体(特に球根)) :よだれ、嘔吐、下痢、呼吸低下、ショック症状

・アロエ(皮下の乳液) :下痢、血尿、貧血

・ポトス(植物全体) :口内炎、皮膚炎





病院での処置🏥

食べたものによって検査の内容も変わってきますが血液検査やレントゲン、エコー検査などで食べたものが今どこにあるのか、身体に異常が出ていないかを確認し処置に移ります。吐かせる処置や内視鏡での摘出、内視鏡で摘出出来ない物は開腹手術が必要になることも…

食べた量や物によっては注射薬や点滴などをして経過観察が必要な物もあります。



繰り返しになってしまいますが

何か食べてしまったと気づいた時には本当に食べてしまったのか、物がどこかに隠れていないかまず確認👀⚡️


また食べてしまった物の長さや量等なるべく正確に伝えられるよう写真を撮ったり、現物があったら持参するようにしましょう!

成分表がある物は内容も伝えていただけますととても助かります✨


その後の様子をメモしておき、嘔吐物があれば持参しましょう!


長くなりましたが異物誤飲についてのお話にお付き合い頂きありがとうございました🥺

日常生活の中にはまだまだワンちゃん、ネコちゃんにとって危険な物が沢山あります💦

異物誤飲をしてしまった際には落ち着いて速やかに病院にご連絡、ご相談下さい📞💬


危険な物はワンちゃん、ネコちゃんの届く所に置かない!

毎日楽しく過ごせるようちょっとした事から一緒に頑張っていきましょう🐶🐱🎶


アリアスペットクリニック

動物看護師

斎藤

閲覧数:276回

最新記事

すべて表示