野良猫たちの春?!


みなさん、花粉症は大丈夫ですか⁇😷


明日はいよいよ2/22!


そう、にゃんにゃんにゃんの「猫の日」です🐱✨


今回は、「猫の日」にちなんで、動物看護師の佐野が、地域猫活動についてお話ししようと思います💡



さて、このシーズン、動物病院で増える症例に野良猫のケンカ傷と妊娠、子猫の問題があります。


猫の繁殖期について

猫は本来単独行動を好む縄張り動物で、オスとメスが別々に行動し暮らしています。

日照時間の長くなり始める春(2~4月)が主だっていますが、子育て中でない、栄養状態が良い、人工光の明るさなどの条件が揃えば一年中、発情・出産することができます。

また発情したメスを取り合うためオス同士が縄張りを広げ、結果的にケンカが勃発します。



猫の妊娠と出産について

猫は約2ヶ月間妊娠期間を経て、一度の出産で4~8頭を出産します。その後2ヶ月で子猫が離乳すると次の妊娠が可能になります。

その子猫も生後6ヶ月頃には繁殖可能年齢に達するので、繁殖サイクルが非常に速いことが特徴です。

また、猫は交尾によって排卵、受精が起こるので、妊娠率・出産数の高い動物で、

環境省は計算上、1匹のメス猫が3年後には2000頭以上に増えると試算しています。



餌と野良猫の繁殖について

猫は縄張り動物で、餌がある場所を中心に縄張りを作り、他の猫が縄張りに入ろうとすると追い出します。

しかし、縄張りを作るのは自分の餌を守るためなので、餌が豊富にあると他の猫が入って来てもそれほど気にせず共存するようになります。室内飼育で複数の猫を飼っても争わないのはこのためです。

猫はもともと「待ち伏せ」型の狩りをする動物なので、一度でも餌が捕れた(貰えた)場所には強く執着します。


つまり、餌が豊富にあれば猫は縄張りを作らなくなり、普段は別々に暮らすはずのオスとメスが同じ場所で暮らすようになります。その結果、餌が豊富にあるところは「猫のお見合い会場」となり、次々と子猫が産まれます。



猫の避妊去勢手術について

近隣に迷惑をかけていない限りにおいて、餌やりそのものが必ずしも悪いわけではありません。ですが、餌やりの結果、繁殖が促され、生まれてきた子猫には厳しい運命が待ち受けています。

野良で生まれたほとんどの子猫は生後2ヶ月以内になんらかのトラブルで死亡してしまう事が多く、また乳仔期をなんとか生き抜いても、病気・事故・カラスなどの外敵・栄養不良など野良猫が生きるには厳しい現状があります。

不幸な命を増やさないために、餌やりをするだけでも不妊手術を施す必要があります。





無事手術を受け、元の住処に戻された子たちを地域猫と呼びます。


地域猫の活動とは

飼い主のいない猫を今以上に増やさないための活動の事です。


  • 今生きている猫が「地域猫」としてその地域と共生するための活動

  • 猫による迷惑をできるだけ減らすための活動

  • 寄生虫や感染症の発生源になることのないよう、猫の健康管理


TNR活動とも言われます

Trap(トラップ): 捕獲

Neuter(ニューター): 不妊手術

Return(リターン): 猫を元の場所に戻す


また地域猫では、不妊手術済みの目印として、猫の耳先をvカットします。(全身麻酔がかけられているので、猫は痛くありません、出血もほぼありません。)

不妊手術を実施することで,繁殖を防止し,「地域猫」「さくらねこ(カットされた耳が桜の花びらにみえる事から)」として一代限りの命を全うさせ,「飼い主のいない猫」に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。



日本の殺処分数は、大きな社会問題です。殺処分ゼロを具体的に実現するには、猫ボランティアさん(猫にえさをあげ、お世話している人)たちに協力してもらって、捕獲器で捕まえ、協力獣医さんに不妊去勢手術をしてもらって、元の場所に戻すのが一番だと言われています。

子猫を産まなければ殖えることもなく、殺処分する必要もありません。この時この猫は不妊手術済みですということが他の人にもわかるように、麻酔中に耳先を少し切ります。耳カットは、命の尊重と「この猫のうしろには世話をする優しい人がいる」という印です。



可哀想に見える「耳カット」にも理由があります。

目印がないと再び捕獲され、麻酔をかけて、お腹を開けて確かめなければいけません。

何度も捕まって麻酔のリスクを負わないためにも必要で最も安全で分かりやすい方法です。


当院も開院当初から積極的に地域猫・保護活動のお手伝いをさせていただいています。

定期的に譲渡会を開催したり、コーヒー1杯からできる募金もあります。



一匹でも多くの野良猫たちが安心して過ごせますように☺️



アリアスペットクリニック

動物看護師 佐野

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動物たちにやさしい動物病院

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